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今度は水瓶の漏るのを持って来ました【鮫島】

12 28, 2017
こんにちは。あっという間に年末ですね。
タイトルはとある落語のサゲのセリフです。
私は年末になると私は「掛け取り」という落語を聞きたくなりますね。掛け取りは、大晦日の長屋を舞台に、掛け金の回収(掛け取り)にやって来る業者と、業者の好きなものを利用してうまいこと帰らそうとする主人公のわけの分からない掛け合いが繰り広げられる古典落語です。例えば、歌舞伎が好きな業者が来たら、歌舞伎風の言い回しでうまいこと帰らすよう誘導しますし、相撲好きだと相撲にちなんだ言葉で煙に巻きます。この落語の面白いところは、落語家によって業者の好きなものが違うので、非常にバリエーションが多いところです。色んな落語家の掛け取りを見るのが楽しいです。

 先日よこちんが、公正な価格とはというブログを書いていましたが、日頃買い物をしていて「なんでこれこんな高いんだろう」と思うことは度々あると思います。ニュースで取り上げられたり、SNSで話題になって手に入らなくなった結果、高値で売買されているケースもあります。ブランドっていうのもその一つだと思います。

 「はてなの茶碗」という演目をご存知でしょうか。価値のないものが、偶然の積み重ねでどんどん価格がつり上がっていくという噺です。
油屋の旦那が、ある時茶屋でお茶を飲んでいると、有名な茶道具屋の金さんが目の前でお茶を飲みながら、持っていた茶碗をジロジロとみて「はてな?」とクビをかしげます。油屋は「あの金さんが気にかける茶碗だからきっと価値があるに違いない」と確信し、その茶碗を2両で茶屋の旦那から買い取ります。その後油屋はその茶碗を鑑定に出しますが、むしろ粗悪品で8文程度の価値しかないことが分かります。
 油屋の旦那が怒って金さんに詰め寄りますと、どこも割れていないのに勝手に水が漏れてくるから「はてな?」とクビをかしげたと言います。
 油屋は自分の早とちりだったと諦めて帰ろうとしますが、金さんは「二両で自分の名前を買ってもらったようなもの」とその茶碗を油屋から買い取ります。これが話題を呼び、関白がその茶碗に和歌を添え、さらには時の帝までその茶碗に一筆書き足したものだから、このどこにでもあるような茶碗に一流の肩書がついてしまいます。そして最後には茶碗の噂を聞いたお金持ちがその茶碗を1000両で買ってしまいます。その後金さんはきっかけになった油屋にも分前を上げるんですね。
2両は幕末でだいたい20万で、1000両だと1億くらいの価値です。この噺から、そのもの本来の価値に目に見えない付加価値がついていき、どんどん価格が釣りあがっていく様子が伺えます。今風にいうと、帝というブランドにお金を払っているわけですね。

この話はどう終わるかと言うと、まあ味をしめた油屋が懲りずにタイトルのセリフを言うわけです。


ブランド品は、この話とは違ってやはり質もいいからこそあの値段でも売買が成立するとは思うのですが、反面「ここまで高いものなのか」とも思ってしまうんですよね。ブランドってそう考えると不思議な存在だなと思います。



落語には学問的に議論ができるような題材が沢山あってほんとに面白いです。ただただ楽しむのもいいですが、これって人間のどういう心理なんだろう、とか、こいつのこの行動は情報の非対称性に基づく機械主義的行動だな、なんて難しいことを考えながら落語を見るというのも面白いかもしれません。

年末時間のある方はぜひ、ユーチューブとかで落語聞いてみて下さい~。私が一番好きな噺は「粗忽長屋」なのでぜひぜひ。これは哲学ですよ。

以上、今年もクセが強いといわれた鮫島でした。良いお年を!
来年の抱負は誤字脱字を無くしてわかり易い文章を書くことです。(ブログの誤字を直しながら・・)
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私の好きなもの:江戸川乱歩小説 【鮫島】

05 04, 2017
イアンからバトンを貰いました、五期生の鮫島です。
最近は熱すぎず寒くない、いい温かさで過ごしやすいですね。この季節がずっと続いて欲しいものです。


さて、私の好きなものはいっぱいありすぎてどれを書くか悩みました。(落語、蛇、絵、神話・・・・・色々と)
今回は江戸川乱歩について話そうと思います。中尾と少しネタが被ってしまいましたが、私は読書家という感じではなく好きな作品だけを読むタイプの人間です。

皆さんは江戸川乱歩と聞くとどんな作品をイメージするでしょうか。明智小五郎や少年探偵団が有名で、推理小説作家と思われる方が多いかもしれません。
しかし、乱歩はホラー作家でもあります。一般的にホラーと聞くとお化けやゾンビなど、超常現象によって怖がらせるものが多い中、乱歩の小説は人間しか出てこないのにも関わらず、読むと背筋が凍るような怖さがあります。
例えば、私は今の状況をおかしいと感じているのに、周り皆が平然としていたら、私が変なのか、周り全員が変なのかが分からなくなって怖くなりませんか?そういう感じの怖さが乱歩の小説にあります。
オバケなど超常現象に頼らない怖さというのが、私が乱歩を好きな一番のポイントです。(オバケとかは嫌いなものでして・・)

彼の小説の独特な世界観や登場人物は現実ではあり得ないはずなのに、ねちっこい状況描写やしつこいほどの心情描写が、頭の中に小説の光景をリアルにイメージさせるところも怖さの秘訣なのかもしれません。どんな思考回路をしたらこんな設定が思いつくのだろうという小説が多く、『パノラマ島奇談』は中編で濃厚な内容になっており個人的にオススメです。短編小説も豊富で、15分程度で読めるものが多いです。
ちなみに一番好きな作品は『白昼夢』という短編です。

青空文庫にも掲載されている、古い作家ではありますが、現代の私たちが読んでもすんなり読めます。ひらがなの表現が多い印象を受け、流れるようなしなやかな文章が続きサラサラと読み進めていけますよ!


この不気味な世界観が苦手な方も多いでしょうが、不思議と彼の作品は全部とは言わないまでも、特徴的なシーンがいつまでも記憶に残っているものです。怖いけどなんだか覚えていて人に話したくなる、こういう所がハマっている理由かもしれません。
皆さんもチャレンジしてみてください!




以上鮫島でした~!
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年末までゼミ生と【鮫島】

12 30, 2016
こんにちは、鮫島です。もう今年も残すところあと一日ですね!
今日はゼミ生数名と三田のアウトレットに遊びに来ました。年末までゼミ生と遊ぶなんて仲良しすぎやしませんかね笑

朝一から、がっしーパパに車を出して連れて行ってもらい心置きなく買い物ができました。
帰りの運転までしてくれてほんとにがっしーは良いやつです。ありがとう。
みんないい買い物ができたのか、顔がにやけてホクホクしたオーラが出ていました。

冬休みに入ってからも毎日ラインで会話をするうえ、ゼミ生でご飯に行ったりと相変わらずの仲の良さです。
ただ、振り返るとゼミが始まったころはまだお互いに距離感が掴めず、言いたいことをハッキリ言えないまま何となく表向きは仲がいい、といった感じだったのですが、この一年でグッと深い付き合いになったと感じます。
COREに取り組んでいたときは意見のぶつかり合いで空気が悪くなる時も多かったのですが、真面目な話し合いの時はたとえ雰囲気が暗くなろうがズバッと反論や批判ができるような関係になれたのが一年で大きな成長だと思います。
六期生もきっと来年にはこうなってると思うので楽しみに待っててね(笑)

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年末年始はインフルエンザにかかる人が多いので十分気を付けて手洗いうがいをして下さいね。
それではよいお年を!
以上、鮫島でした~。
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七期生候補?【鮫島】

12 21, 2016
こんにちは!鮫島です。
12月も後半ですね、明日は待ちに待った宮川ゼミクリスマス会です。
もうクリスマスの時期がやってきたんですね・・・。私は恒例の一人きりのクリスマスイブで心が常にサイレントナイトです。



COREも終わり、冬休み明けからはコーポレートファイナンス下巻の輪読が始まります!目次を見るとオプションや、運転資本の管理、為替のリスクヘッジ、合併など、実務的な内容なのでさらにワクワクします!日経新聞を読んでいても頻繁にでてくるキーワードをちゃんと理論として本で学べるので、見える世界が広がりそうです。
何も分からなかった状態で恐る恐る読んだ上巻とは違い、ゼミを一年間やってきた自信からか下巻はドンッと構えて読める気がします。
とはいってもさすがコーポレートファイナンス、初めの数ページ読もうとしていますが、読んでも読んでも全く分かりません。笑
これはまた長い格闘になりそうですね・・・・・・。何回も読み直してゼミ生で話し合って、自分なりの解釈をもってゼミに臨みたいです。

S__237756418.jpg

写真は下巻の表紙と・・・・・・・!?
この子は私のペットの虎丸です。
さすが私のペットなだけあって、買ったばかりのコーポレートファイナンスに引き寄せられています。有望な七期生候補ですかね。
ちなみにこの蛇はボールパイソンというニシキヘビで、名前の通りずっと丸まっています。可愛い。
蛇って温度管理さえしっかりすれば、餌もそんなに頻繁に上げなくていいしもちろん散歩もいらないですから、社会人にとってとても飼いやすいペットだと思いますよ。需要がありそうならブログで蛇情報を小出しにしていきます笑


以上、鮫島でした~!
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文章って難しい【鮫島】

12 10, 2016
こんにちは、鮫島です。
12月に入って一気に気温が下がり、自転車に乗っていても向かい風が刺すように冷たいです。毎日ゼミで集まって研究をしていたら、あっという間にこんな時期になっていて驚きです。
先週は初めて日経レポートを六期生と一緒にやりました。私が記事を選んだのですが、六期生どうだったんでしょうかね。記事の内容分かってもらえたのかなぁ・・。



さてさて、CORE論文にむけて原稿を書いている最中なのですが、文章を書くのって難しいなぁと実感しています。頭の中で大枠が決まっても、いざ文章に落とすとどうにもしっくりきません。
完成した文章を読むと、返し縫のように同じ内容を行ったり来たりしてしまっていて一貫性がなく、読み終わってもいまいち何が言いたい文章なのかが分かりません。
書いては消してを繰り返して、スマートな文章を模索しますが・・・ホントに難しい!!
文章を書くのってこんなに頭を使うものなんですね。普段使わないところを使っている気がします。

高校の時から国語の自由論述が返し縫文章になる癖があったのですが、数年足らずでは改善しないんだなぁと思いました。
ただ、同じゼミのみんなが私の文章のわかりにくいところや、言い回しの間違いを訂正してくれるので、その度に少しずつ良くなっていく感じがしてます。先週もゼミの時間で先生に添削してもらいましたが、指摘されるたびになるほどなぁと納得しました。客観的な視点から自分の文章を見てもらえるのは本当にいい勉強になります。


話すにせよ書くにせよ、実際やって誰かに指摘してもらわないとずっと改善されないんだなと思うと、指摘して下さる先生やゼミ生がいる今の環境ってほんとに恵まれてますよね。
年明けからESや卒論など、文章を書く機会がドッと増えるので五期生のみんな助けてね!


以上、鮫島でした。
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http://miyagawaseminar.com/

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